IBのIA(Internal Assessment)のエッセイでハイスコアを狙うための5つの秘訣
今回はIBエッセイライティングで成功するための5つの秘訣を、評価基準(Criteria A~E)に基づいて解説します。
IBのExtended Essay(EE)やInternal Assessment(IA)などのエッセイ評価では、複数のCriteriaが用いられます。
Internal Assessment (IA)がある科目
- Japanese A SL/HL, English A Lang&Lit HL
- Chemistry SL/HL, Physics SL/HL, ESS SL/HL, Biology SL/HL
- Math AA, AI
- Business and Management, Economics
- Psychology, History, Computer Science, Geography, Global Politics
- Visual Arts (Process portfolio)
- Sports Science
文系や理系などに関係なく、Internal AssessmentでEssayを書く力は高いIBスコアを取る上で非常に重要です。
1. Criteria A: Focus and Method(焦点と方法)
- 1: 明確なリサーチクエスチョンを設定する
エッセイの最初のステップは、明確で具体的なリサーチクエスチョンを設定することです。クエスチョンは広すぎず、狭すぎないバランスが重要です。 例)"How does air pollution affect the growth rate of common tree species in urban areas of China?"といった具体的なテーマを選びます。これにより、エッセイ全体の焦点が明確になります。 - 2: 適切な研究方法を選ぶ
クエスチョンに対して適切な方法を選び、データ収集や分析を行います。質的・量的研究方法の選択を適切に行い、それをエッセイの中で正当化します。たとえば、実験、インタビュー、アンケートなど、テーマに最適な方法を選びます。
2. Criteria B: Knowledge and Understanding(知識と理解)
- 3: 背景知識
テーマに関連する広範な学術的な文献を調査し、深い理解を示します。専門書、学術論文、信頼できるインターネットソースの利用が含まれます。 - 4: 関連する概念と用語を正確に使用する
エッセイ内で使用する概念や用語の定義を明確にし、それらを一貫して使用します。例えば、「グローバリゼーション」や「ナショナリズム」などの概念を使用する場合、それらの定義を明確にし、それに基づいた議論を展開します。
3. Criteria C: Critical Thinking(批判的思考)
- 5: 議論のバランスを保つ
批判的思考を示すために、さまざまな視点からテーマを分析し、異なる立場の議論を公平に扱います。これにより、エッセイが単なる意見の羅列ではなく、深い分析を含むものになります。たとえば、社会的メディアの影響を調査する場合、そのプラス面とマイナス面の両方を探ります。 - 6: 根拠を持った結論
エッセイの結論は、提示された証拠に基づいて論理的に書くようにしましょう。
4. Criteria D: Presentation(プレゼンテーション)
- 7: 明確な構造を持つ
エッセイは、明確な序論、本論、結論の構造を持つべきです。段落ごとに一つの主要なポイントを展開し、論理的な流れを確保します。見出しやサブセクションを使用して、読み手がエッセイをスムーズに追えるようにします。 - 8: 正確なフォーマットを守る
IBが指定するフォーマット(例:MLA、APA)やスタイルガイドに従い、引用や参考文献のリストを正確に作成しましょう。Plagiarism(剽窃)に見なされた場合、7段階中1がついてしまうことがあるため十分に注意をしましょう。
5. Criteria E: Engagement(エンゲージメント)
- 9: 個人的な洞察を示す
研究プロセスやテーマに対する個人的な興味や洞察を示すことが求められます。自分の経験や興味がどのようにエッセイのテーマ選択や研究に影響を与えたかについて深く考察しましょう。
まとめ
これらの秘訣を活用することで、IBエッセイの評価基準に合致した内容のエッセイを執筆することができます。
焦点を明確にし、深い知識と批判的思考を示し、論理的な構造と個人的な関与を含めることで、評価者に強い印象を与えるエッセイを完成させるましょう!
また、IAで7を取った例を参考にするのも自分のIAを完成させるために重要でしょう。
IBTでの IAサポート
オンライン家庭教師のIBTでは、IAのサポートも行っております。
IAでハイスコアを取った講師達が、CriteriaやResearch questionに基づいてEssayの細かい部分まで添削を行います。
60分の無料体験レッスンはこちら↓